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■ 畳表の発生要因
カビの発生条件は、ダニの繁殖条件とに似ています。条件として、温度・湿度・空気(酸素)・養分です。特に温度と湿度が重要な要素と考えます。温度(お部屋の場合は室温)が、20〜30度で、湿度が75%以上で、この条件が継続的に続いた場合に畳表表面にカビが見える形でわかります。
天然イ草の畳表は、空気の吸収・放出を自然に行う性能があり、「空気中のホコリを吸収付着」「湿気を調節」する性質を持っています。当然これは日本の風土からすると快適なのですが、反面湿度が極端に継続する場合は、どんどん湿気を吸収してしまいます。新しい畳表ほどこの能力は高く、古く使われた畳表はイ草が潰れてこの機能が衰えています。よって新しい畳(畳表)ほどカビが発生・繁殖しやすいというわけです。
また、2階のお部屋ではカビ無いけど、1階和室が発生するケースがあります。2階は高温(32度以上)で湿気が低い条件であり、かわって1階は建物床下の湿気を含みやすい条件であると考えてください。
私たちの経験で、カビが多く発生した条件例やケースをあげてみます。
・ 昼間留守で和室を締め切っている。(共稼ぎなど)
・ 梅雨・夏季が多湿・高温な年である。(6月に湿気て、8月に夏日が続くなど)
・ 建物床下が湿気の要因を持っている。
・ お部屋の位置が風通し、日当たりが悪い。
・ お部屋にタンスなどが多く、室内の風通しが悪い。
・ コンクリートマンション系の建物で、締め切りが多い。
・ 新しい畳の上に何か敷物をしている。
■ カビの対処
軽いカビの発生(畳表面を触るとカビているのがわかる程度)
天気の良い日に窓を開ける。畳目に沿ってカビを掃除機で吸い取る。畳目にそって乾拭きをする。これを4回程度繰り返す。掃除機は、手で持ち上げてゆっくりとかける。掃除機のファンでカビの胞子が舞わないようになるべく気をつける。
重度な繁殖(5mm程度畳全面繁殖している)
天気の良い日に、畳を室外に出して掃除する。ホウキや掃除機、乾拭きを使う。3,4日ほど晴天の日に、畳を乾燥させる。この時畳表が日焼しないように、日陰干しか、畳表面を裏返すようにします。
畳を室外に出せない場合(タンスや荷物が移動できないなど)
畳店に相談してみる。費用がかかりますが、適切な対応をお願いできます。
カビが大量に発生して気持ち悪い
気持ち的な問題ですがすっきりするなら、表替えや新調の畳替えをしてもいいでしょう。また、カビが発生する要因の生活や建物の条件ならば、今後の事を考慮して「カビにくい」「ダニが発生しない」畳にしてもいいでしょう。
■ カビの対策
「カビの対処」の後、普段から気をつけておくことがあります。これによりその後の発生・繁殖を防止することができます。
年2回は大掃除
日々のお手入れ(掃除機でOK)はもちろんですが、年2回は「大掃除」すると良いです。畳だけでなく、「押入れ」や「タンス裏面」のチリやホコリを取り、風通りをしてください。
掃除機は手で持ち上げて使うと良いです。(掃除機のファン対策) これはフローリングのお掃除でも同じ効果があります。
梅雨・夏季の風通し
カビは湿気を低くすることで防止できます。雨が降っていない日に風通しをしましょう。65%以内の湿度なら防止することができます。
※雨の日は窓を開けると、新しい畳ほど湿気を吸収してしまいます。
エアコンを使う
エアコンの除湿機能(ドライ)や除湿機など利用することでも、湿度を抑えることができます。
畳下面の防湿対策
1階和室の場合、建物床下からの湿気の要因のケースもあります。この場合畳下に防湿シートを敷くなどの対策もあります。畳や和室などの対策に限定されますが、畳店に相談してみるといいでしょう。
大きなことは、湿度を抑えることです。湿度をコントロールすることがカビの発生・繁殖を抑える有効手段といえるでしょう。
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